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Zend_Cache のバックエンド

バックエンドには、標準と拡張の 2 種類があります。 もちろん、拡張バックエンドのほうがより高機能となります。

Zend_Cache_Backend_File

この (拡張) バックエンドは、キャッシュレコードを (指定したディレクトリの) ファイルに保存します。

使用可能なオプションは次のとおりです。

File バックエンドのオプション
オプション データ型 デフォルト値 説明
cache_dir String '/tmp/' キャッシュファイルを書き込むディレクトリ。
file_locking Boolean TRUE ファイルロックを有効/無効にします。 不慮の事故でキャッシュが破壊されることを防げますが、 マルチスレッドなウェブサーバ環境や NFS ファイルシステム上では役に立ちません。
read_control Boolean TRUE 読み込み制御を有効/無効にします。有効にすると キャッシュファイルに制御キーが埋め込まれます。 キャッシュの読み込み後、計算した結果とキャッシュのキーを比較します。
read_control_type String 'crc32' 読み込み制御の方式 (読み込み制御が有効な場合にのみ使用します)。 使用可能な値は 'md5' (一番安全だが、最も遅い)、 'crc32' (安全性には劣るが、より高速。悪くない選択肢です)、 'adler32' (新たな選択肢。crc32 より高速です)、 'strlen' (最も高速。長さのみをチェックします) のいずれかです。
hashed_directory_level Integer 0 ディレクトリ構造のレベルを指定します。0 は "ディレクトリ階層を作らない"、 1 は "一段階のサブディレクトリを作る"、2 は "二段階の……" を意味します。 何千ものキャッシュファイルを使用する場合にのみ、 このオプションによる高速化を実感できるでしょう。 適切な設定値を決めるには、実際にベンチマークを取得するしかありません。 たいていの場合は 1 または 2 でよいでしょう。
hashed_directory_umask Integer 0700 ディレクトリ構造の umask を指定します。
file_name_prefix String 'zend_cache' キャッシュファイルのプレフィックスを設定します。 このオプションを設定する際には十分注意しましょう。 あまりにもありふれた値をシステムのキャッシュディレクトリ (/tmp など) で使用すると、 キャッシュの削除の際に余計なものまで削除されてしまうはめになります。
cache_file_umask Integer 0700 キャッシュファイルの umask を設定します。
metatadatas_array_max_size Integer 100 メタデータ配列の内部最大サイズを設定します (よくわからない場合はこの値を変更してはいけません)。

Zend_Cache_Backend_Sqlite

この (拡張) バックエンドは、キャッシュレコードを SQLite データベースに保存します。

使用可能なオプションは次のとおりです。

Sqlite バックエンドのオプション
オプション データ型 デフォルト値 説明
cache_db_complete_path (必須) String NULL SQLite データベースへの (ファイル名も含めた) フルパス。
automatic_vacuum_factor Integer 10 自動バキューム処理の設定を行います。 自動バキューム処理とは、clean() や delete() がコールされた際に自動的にデータベースの断片化解消を行う (そしてサイズを縮小する) ことです。 0 を指定すると、自動バキュームを行いません。 1 を指定すると (delete() や clean() がコールされると) そのたびにバキュームを行います。 x (1 より大きな整数) を指定すると、 clean() や delete() が x 回コールされるたびに 一回の頻度でランダムに自動バキュームを行います。

Zend_Cache_Backend_Memcached

この (拡張) バックエンドは、キャッシュレコードを memcached サーバに保存します。 » memcached は、 高性能な分散メモリオブジェクトキャッシュシステムです。このバックエンドを使用するには、 memcached デーモンおよび » memcache PECL 拡張モジュール が必要です。

注意: このバックエンドでは、今のところ "タグ" がサポートされていません。 また、引数 "doNotTestCacheValidity=true" もサポートされていません。

使用可能なオプションは次のとおりです。

Memcached バックエンドのオプション
オプション データ型 デフォルト値 説明
servers Array array(array('host' => 'localhost', 'port' => 11211, 'persistent' => true, 'weight' => 1, 'timeout' => 5, 'retry_interval' => 15, 'status' => true, 'failure_callback' => '' )) memcached サーバの配列です。各 memcached サーバの情報は、 以下のような連想配列で指定します。 'host' => (string) : memcached サーバのサーバ名 'port' => (int) : memcached サーバのポート番号 'persistent' => (bool) : この memcached サーバに対して持続的な接続を使用するかどうか 'weight' => (int) : memcached サーバの重み付け 'timeout' => (int) : memcached サーバのタイムアウト 'retry_interval' => (int) : memcached サーバの再試行間隔 'status' => (bool) : memcached サーバのステータス 'failure_callback' => (callback) : memcached サーバのコールバック関数
compression Boolean FALSE その場での圧縮処理を行いたい場合に true を指定します。
compatibility Boolean FALSE 古い memcache サーバ/拡張モジュールとの互換性モードを使用したい場合に true を指定します。

Zend_Cache_Backend_Apc

この (拡張) バックエンドは、キャッシュレコードを共有メモリに保存する際に » APC (Alternative PHP Cache) 拡張モジュールを使用します (当然、このバックエンドを使用するにはこの拡張モジュールが必要です)。

注意: このバックエンドでは、今のところ "タグ" がサポートされていません。 また、引数 "doNotTestCacheValidity=true" もサポートされていません。

このバックエンドではオプションを使用しません。

Zend_Cache_Backend_Xcache

このバックエンドは、キャッシュレコードを共有メモリに保存する際に » XCache 拡張モジュールを使用します (当然、このバックエンドを使うにはこの拡張モジュールが必要となります)。

注意: このバックエンドでは、今のところ "タグ" がサポートされていません。 また、引数 "doNotTestCacheValidity=true" もサポートされていません。

使用可能なオプションは次のとおりです。

Xcache バックエンドのオプション
オプション データ型 デフォルト値 説明
user String NULL xcache.admin.user です。clean() メソッドを使う際に必要です。
password String NULL xcache.admin.pass (MD5 ではない平文形式) です。 clean() メソッドを使う際に必要です。

Zend_Cache_Backend_ZendPlatform

このバックエンドは、» Zend Platform 製品のコンテンツキャッシング API を使用します。当然、このバックエンドを使用するには Zend Platform をインストールする必要があります。

このバックエンドはタグをサポートしています。しかし、 クリーニングモード CLEANING_MODE_NOT_MATCHING_TAG はサポートしていません。

Zend_Cache::factory() メソッドでこのバックエンドを指定する場合は、 'Zend' と 'Platform' の間に区切り文字を入れます。区切り文字としては '-'、'.'、' ' あるいは '_' が使用できます。

$cache = Zend_Cache::factory('Core', 'Zend Platform');

このバックエンドではオプションを使用しません。

Zend_Cache_Backend_TwoLevels

この (拡張) バックエンドは複合型です。 キャッシュレコードを、 高速 (だが制限付き) な Apc、Memcache…… および "低速" な File、Sqlite…… の 2 種類の別々のバックエンドに格納します。

このバックエンドは priority パラメータを使用 (フロントエンドレベルで、記録開始時に指定) し、高速バックエンドの残りのスペースを用いてふたつのバックエンドの使用を最適化します。 FIXME

使用可能なオプションは次のとおりです。

TwoLevels バックエンドのオプション
オプション データ型 デフォルト値 説明
slow_backend String File "低速" バックエンドの名前。
fast_backend String Apc "高速" バックエンドの名前。
slow_backend_options Array array() "低速" バックエンドのオプション。
fast_backend_options Array array() "高速" バックエンドのオプション。
slow_backend_custom_naming Boolean FALSE true の場合は、引数 slow_backend を完全なクラス名として使用します。 false の場合は、引数をクラス名 "Zend_Cache_Backend_[...]" の最後の部分として使用します。
fast_backend_custom_naming Boolean FALSE true の場合は、引数 fast_backend を完全なクラス名として使用します。 false の場合は、引数をクラス名 "Zend_Cache_Backend_[...]" の最後の部分として使用します。
slow_backend_autoload Boolean FALSE true の場合は、低速バックエンドに対して require_once を行いません (独自のバックエンドを使用する場合にのみ有用です)。
fast_backend_autoload Boolean FALSE true の場合は、高速バックエンドに対して require_once を行いません (独自のバックエンドを使用する場合にのみ有用です)。
auto_refresh_fast_cache Boolean TRUE true の場合は、キャッシュレコードにヒットしたときに 高速キャッシュを自動的にリフレッシュします。
stats_update_factor Integer 10 高速バックエンドを使用率の計算を無効化 / 効率化します (レコードをキャッシュに書き込む際の 高速バックエンド使用率の計算は、 キャッシュ書き込み x 回につき 1 回の割合でランダムに行われます)。

Zend_Cache_Backend_ZendServer_Disk および Zend_Cache_Backend_ZendServer_ShMem

これらのバックエンドは、キャッシュレコードの保存に » Zend Server のキャッシュ機能を使用します。

注意: このバックエンドでは、今のところ "タグ" がサポートされていません。 また、引数 "doNotTestCacheValidity=true" もサポートされていません。

これらのバックエンドが動作するのは、Zend Server 環境で HTTP(S) 越しにページをリクエストした場合のみです。 コマンドラインでスクリプトを実行した場合は動作しません。

このバックエンドにはオプションはありません。

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Introduction to Zend Framework
概要
インストール
Zend_Acl
導入
アクセス制御の洗練
高度な使用法
Zend_Amf
導入
Zend_Amf_Server
Zend_Application
導入
Zend_Application Quick Start
Theory of Operation
Examples
コア機能
利用できるリソースプラグイン
Zend_Auth
導入
データベースのテーブルでの認証
ダイジェスト認証
HTTP 認証アダプタ
LDAP 認証
Open ID 認証
Zend_Cache
導入
キャッシュの仕組み
Zend_Cache のフロントエンド
Zend_Cache のバックエンド
Zend_Captcha
導入
Captcha の方法
CAPTCHA アダプタ
Zend_CodeGenerator
導入
Zend_CodeGeneratorサンプル
Zend_CodeGeneratorリファレンス
Zend_Config
導入
動作原理
Zend_Config_Ini
Zend_Config_Xml
Zend_Config_Writer
Zend_Config_Writer
Zend_Console_Getopt
導入
Getopt の規則の宣言
オプションおよび引数の取得
Zend_Console_Getopt の設定
Zend_Controller
Zend_Controller クイックスタート
Zend_Controller の基本
フロントコントローラ
リクエストオブジェクト
標準のルータ
ディスパッチャ
アクションコントローラ
アクションヘルパー
レスポンスオブジェクト
プラグイン
モジュラーディレクトリ構造の規約の使用
MVC での例外
以前のバージョンからの移行
Zend_Currency
Zend_Currency について
通貨の操作方法
以前のバージョンからの移行
Zend_Date
導入
動作原理
基本メソッド
Zend_Date API の概要
日付の作成
日付関数全般用の定数
動作例
Zend_Db
Zend_Db_Adapter
Zend_Db_Statement
Zend_Db_Profiler
Zend_Db_Select
Zend_Db_Table
Zend_Db_Table_Row
Zend_Db_Table_Rowset
導入
Zend_Debug
変数の出力
Zend_Dojo
導入
Zend_Dojo_Data: dojo.data エンベロープ
Dojo ビューヘルパー
Dojoフォーム要素とデコレーター
Zend_Dom
導入
Zend_Dom_Query
Zend_Exception
例外の使用法
Zend_Feed
導入
フィードの読み込み
ウェブページからのフィードの取得
RSS フィードの使用
Atom フィードの使用
単一の Atom エントリの処理
フィードおよびエントリの構造の変更
独自のフィードクラスおよびエントリクラス
Zend_File
Zend_File_Transfer
Zend_File_Transfer 用のバリデータ
Filters for Zend_File_Transfer
以前のバージョンからの移行
Zend_Filter
導入
標準のフィルタクラス群
フィルタチェイン
フィルタの書き方
Zend_Filter_Input
Zend_Filter_Inflector
Zend_Form
Zend_Form
Zend_Form クイックスタート
Zend_Form_Element を用いたフォーム要素の作成
Zend_Form によるフォームの作成
Zend_Form_Decorator による独自のフォームマークアップの作成
Zend Framework に同梱されている標準のフォーム要素
Zend Framework に同梱されている標準のデコレータ
Zend_Form の国際化
Zend_Form の高度な使用法
Zend_Gdata
導入
AuthSub による認証
Using the Book Search Data API
ClientLogin による認証
Google Calendar の使用法
Google Documents List Data API の使用法
Using Google Health
Google Spreadsheets の使用法
Google Apps Provisioning の使用法
Google Base の使用法
Picasa Web Albums の使用法
YouTube Data API の使用法
Gdata の例外処理
Zend_Http
導入
Zend_Http_Client - 高度な使用法
Zend_Http_Client - 接続アダプタ
Zend_Http_Cookie および Zend_Http_CookieJar
Zend_Http_Response
Zend_InfoCard
導入
Zend_Json
導入
基本的な使用法
Zend_Json の高度な使用法
XML から JSON への変換
Zend_Json_Server - JSON-RPCサーバー
Zend_Layout
導入
Zend_Layout クイックスタート
Zend_Layout の設定オプション
Zend_Layout の高度な使用法
Zend_Ldap
導入
Zend_Loader
ファイルやクラスの動的な読み込み
The Autoloader
Resource Autoloaders
プラグインのロード
Zend_Locale
導入
Zend_Locale の使用法
正規化および地域化
日付および時刻の扱い
サポートするロケール
以前のバージョンからの移行
Zend_Log
概要
ライター
フォーマッタ
フィルタ
Zend_Mail
導入
SMTP 経由での送信
SMTP 接続による複数のメールの送信
異なる転送手段の使用
HTML メール
ファイルの添付
受信者の追加
MIME バウンダリの制御
追加のヘッダ
文字セット
エンコーディング
SMTP 認証
セキュアな SMTP トランスポート
メールメッセージの読み込み
Zend_Measure
導入
計測値の作成
計測値の出力
計測値の操作
計測値の型
Zend_Memory
概要
メモリマネージャ
メモリオブジェクト
Zend_Mime
Zend_Mime
Zend_Mime_Message
Zend_Mime_Part
Zend_Navigation
Introduction
画面
Containers
Zend_OpenId
導入
Zend_OpenId_Consumer の基本
Zend_OpenId_Provider
Zend_Paginator
導入
使用法
設定
高度な使用法
Zend_Pdf
導入
PDF ドキュメントの作成および読み込み
PDF ドキュメントへの変更内容の保存
ページの操作
描画
ドキュメントの情報およびメタデータ
Zend_Pdf モジュールの使用例
Zend_ProgressBar
Zend_ProgressBar
Zend_Reflection
導入
Zend_Reflectionサンプル
Zend_Reflectionリファレンス
Zend_Registry
レジストリの使用法
Zend_Rest
導入
Zend_Rest_Client
Zend_Rest_Server
Zend_Search_Lucene
概要
インデックスの構築
インデックスの検索
クエリ言語
クエリ作成用の API
文字セット
拡張性
Java Lucene との相互運用
応用
ベストプラクティス
Zend_Server
導入
Zend_Server_Reflection
Zend_Service
導入
Zend_Service_Akismet
Zend_Service_Amazon
Zend_Service_Amazon_Ec2
Zend_Service_Amazon_Ec2: Instances
Zend_Service_Amazon_Ec2: Windows Instances
Zend_Service_Amazon_Ec2: Reserved Instances
Zend_Service_Amazon_Ec2: CloudWatch Monitoring
Zend_Service_Amazon_Ec2: Amazon Machine Images (AMI)
Zend_Service_Amazon_Ec2: Elastic Block Stroage (EBS)
Zend_Service_Amazon_Ec2: Elastic IP Addresses
Zend_Service_Amazon_Ec2: Keypairs
Zend_Service_Amazon_Ec2: Regions and Availability Zones
Zend_Service_Amazon_Ec2: Security Groups
Zend_Service_Amazon_S3
Zend_Service_Audioscrobbler
Zend_Service_Delicious
Zend_Service_Flickr
Zend_Service_Nirvanix
Zend_Service_ReCaptcha
Zend_Service_Simpy
導入
Zend_Service_StrikeIron
Zend_Service_StrikeIron: バンドルされているサービス
Zend_Service_StrikeIron: 応用編
Zend_Service_Technorati
Zend_Service_Twitter
Zend_Service_Yahoo
Zend_Session
導入
基本的な使用法
高度な使用法
グローバルセッションの管理
Zend_Session_SaveHandler_DbTable
Zend_Soap
Zend_Soap_Server
Zend_Soap_Client
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Zend_Tag_Cloud
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Introduction
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Zend_Tool_Project
Zend_Tool_Project導入
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翻訳アダプタの使用法
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Zend_Uri
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バリデータチェイン
バリデータの書き方
検証メッセージ
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コントローラスクリプト
ビュースクリプト
ビューヘルパー
Zend_View_Abstract
以前のバージョンからの移行
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Zend_Wildfire
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Zend_XmlRpc_Client
Zend_XmlRpc_Server
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導入
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