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Zend_File_Transfer 用のバリデータ

Zend_File_Transfer にはファイル関連のバリデータがいくつか同梱されています。 これらを使用してセキュリティを向上させ、攻撃から身を守るようにしましょう。 バリデータは、それを使ってこそ役に立つものなのですから。 Zend_File_Transfer が提供するバリデータは Zend_Validator コンポーネントに含まれ、 Zend_Validate_File_* という名前がついています。 現在使用できるバリデータは次のとおりです。

  • Count: このバリデータはファイルの数をチェックします。 最小値と最大値を指定し、そのいずれかに違反した場合にエラーをスローします。

  • ExcludeExtension: このバリデータはファイルの拡張子をチェックします。 渡されたファイルの拡張子が定義済みのものだった場合にエラーをスローします。 これにより、特定の拡張子だけを除外できるようになります。

  • ExcludeMimeType: このバリデータはファイルの mimetype をチェックします。 mimetype の種類を検証し、指定したファイルの mimetype がそれと一致するときにエラーをスローします。

  • Exists: このバリデータはファイルの存在をチェックします。 指定したファイルが存在しない場合にエラーをスローします。

  • Extension: このバリデータはファイルの拡張子をチェックします。 渡されたファイルの拡張子が未定義のものだった場合にエラーをスローします。

  • FilesSize: このバリデータはすべてのファイルのサイズをチェックします。 すべてのファイルのサイズを内部的に記憶し、 その合計が制限値を超えた場合にエラーをスローします。 サイズの最小値と最大値を指定することができます。

  • ImageSize: このバリデータは画像のサイズをチェックします。 幅と高さについて、最小値と最大値を検証することができます。

  • IsCompressed: このバリデータはファイルが圧縮されているかどうかをチェックします。 MimeType バリデータにもとづいて、 zip や arc といった圧縮アーカイブ形式かどうかを判断します。 特定のアーカイブ形式のみに制限することもできます。

  • IsImage: このバリデータはファイルが画像であるかどうかをチェックします。 MimeType バリデータにもとづいて、 jpg や gif といった画像ファイルであるかどうかを判断します。 特定の画像形式のみに制限することもできます。

  • MimeType: このバリデータはファイルの mimetype をチェックします。 mimetype の種類を検証し、指定したファイルの mimetype がそれと一致しないときにエラーをスローします。

  • NotExists: このバリデータはファイルの存在をチェックします。 指定したファイルが存在する場合にエラーをスローします。

  • Size: このバリデータは各ファイルのサイズをチェックします。 最小値と最大値を指定し、そのいずれかに違反した場合にエラーをスローします。

  • Upload: このバリデータは内部的に使用するもので、 アップロード時に何らかの問題が発生していないかどうかをチェックします。 自分でこれを設定してはいけません。これは、 Zend_File_Transfer 自身が自動的に設定します。 ですので、このバリデータのことは忘れてしまってもかまいません。 ただ、そういうバリデータが存在することだけを覚えておきましょう。

Zend_File_Transfer でのバリデータの使用法

バリデータの使い方はきわめて簡単です。 バリデータを追加したり操作したりするには、次のメソッドを使用します。

  • isValid($files = null): 指定したファイルがすべてのバリデータを使用したかどうかを調べます。 $files には、実際のファイル名あるいは要素名、 またはテンポラリファイル名を指定します。

  • addValidator($validator, $breakChainOnFailure, $options = null, $files = null): 指定したバリデータをバリデータスタックに追加します (オプションで、指定したファイルにだけ追加することもできます)。 $validator に指定するのは、 バリデータのインスタンスかあるいはバリデータの型の短い名前 (たとえば 'Count') です。

  • addValidators(array $validators, $files = null): 指定した複数のバリデータをバリデータスタックに追加します。 各エントリは、バリデータの型とオプションのペアか あるいはキー 'validator' を持つ配列となります (配列の場合、バリデータのオプションはインスタンスの作成時に設定するものとします)。

  • setValidators(array $validators, $files = null): 既存のバリデータを、指定したバリデータで上書きします。 バリデータの指定方法は addValidators() と同じです。

  • hasValidator($name): バリデータが登録されているかどうかを調べます。

  • getValidator($name): 前回登録されたバリデータを返します。

  • getValidators($files = null): 登録されているバリデータを返します。$files を渡すと、そのファイルに関連するバリデータを返します。

  • removeValidator($name): 前回登録されたバリデータを削除します。

  • clearValidators(): 登録されているすべてのバリデータを消去します。

Example #1 ファイル転送用のバリデータの追加

$upload = new Zend_File_Transfer();

// ファイルサイズを 20000 バイトに設定します
$upload->addValidator('Size', false, 20000);

// ファイルサイズの最小値を 20 バイト、最大値を 20000 バイトに設定します
$upload->addValidator('Size', false, array(20, 20000));

// ファイルサイズの最小値を 20 バイト、最大値を 20000 バイトに設定し、
// 同時にファイルの数も設定します
$upload->setValidators(array(
    'Size'  => array(20, 20000), 
    'Count' => array(1, 3),
));

Example #2 特定のファイルに対してのみのバリデータの適用

addValidator()addValidators() および setValidators() は、それぞれ最後の引数 $files を指定することができます。 この引数にはファイル名あるいはファイル名の配列を指定し、 指定したファイルに対してのみバリデータを設定します。

$upload = new Zend_File_Transfer();

// ファイルサイズを 20000 バイトとし、それを 'file2' にのみ適用します
$upload->addValidator('Size', false, 20000, 'file2');

一般的には、単純に addValidators() メソッドをコールすることになるでしょう。 これは何度でもコールすることができます。

Example #3 複数のバリデータの追加

単に addValidator() を複数回コールするほうがシンプルに書けます。 個々のバリデータごとにコールするというわけです。 これはコードの可読性も向上させ、保守性もあがります。 すべてのメソッドは流れるようなインターフェイスを提供しているので、 複数回のコールは以下のように書くことができます。

$upload = new Zend_File_Transfer();

// ファイルサイズを 20000 バイトに設定します
$upload->addValidator('Size', false, 20000)
       ->addValidator('Count', false, 2)
       ->addValidator('Filessize', false, 25000);

Note:

同じバリデータを複数回設定することもできます。 しかしそんなことをすると、 同じバリデータに異なるオプションを設定したときにおかしなことになるので注意しましょう。

最後に、単純にファイルをチェックするには isValid() を使用します。

Example #4 ファイルの検証

isValid() には、 アップロードあるいはダウンロードされるファイル名だけでなく、 テンポラリファイル名やフォーム要素の名前を指定することもできます。 パラメータを省略したり null を指定したりした場合は、 すべてのファイルが検証対象となります。

$upload = new Zend_File_Transfer();

// ファイルサイズを 20000 バイトに設定します
$upload->addValidator('Size', false, 20000)
       ->addValidator('Count', false, 2)
       ->addValidator('Filessize', false, 25000);

if ($upload->isValid()) {
    print "検証に失敗";
}

Note:

isValid() は、 ファイルを受け取った際にそれまでコールされていなければ自動的にコールされることに注意しましょう。

検証に失敗した場合は、何が問題だったのかについての情報を取得したくなることでしょう。 getMessages() を使うとすべての検証メッセージを配列で取得できます。 また getErrors() はすべてのエラーコードを返し、 hasErrors() は検証エラーが見つかった時点で true を返します。

Count バリデータ

Count バリデータは、 渡されたファイルの数をチェックします。 次のオプションをサポートしています。

  • min: 転送するファイル数の最小値。

    Note:

    このオプションを使用する場合は、 このバリデータを最初にコールした際にファイル数の最小値を指定する必要があります。 そうしないとエラーが返されます。

    このオプションで、受け取りたいファイル数の最小値を指定することができます。

  • max: 転送するファイル数の最大値。

    このオプションで、受け取りたいファイル数を制限することができます。 それだけでなく、フォームで定義されている以上の数のファイルを送られるなどの攻撃を防ぐこともできます。

このバリデータは、両方のオプションを指定してインスタンス化することができます。 最初のオプションが min、 2 番目のオプションが max となります。 オプションをひとつだけ指定した場合は、max とみなされます。しかし、後から setMin()setMax() でオプションを設定することもできますし、 getMin()getMax() で設定内容を取得することもできます。

Example #5 Count バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// ファイルの数を最大 2 に制限します
$upload->addValidator('Count', false, 2);

// 最大でも 5 個、少なくとも 1 つのファイルが返されるよう制限します
$upload->addValidator('Count', false, array(1, 5);

Note:

このバリデータは、チェックしたファイルの数を内部に保存することに注意しましょう。 最大値を超えたファイルはエラーを返します。

ExcludeExtension バリデータ

ExcludeExtension バリデータは、 渡されたファイルの拡張子をチェックします。 次のオプションをサポートしています。

  • extension: 指定したファイルがこの拡張子を使用していないかどうかをチェックします。

  • case: 検証時に大文字小文字を区別するかどうかを設定します。 デフォルトでは大文字小文字を区別しません。 このオプションはすべての拡張子に対して適用されることに注意しましょう。

このバリデータで複数の拡張子を指定するには、 カンマ区切りの文字列あるいは配列を使用します。 setExtension()addExtension() および getExtension() といったメソッドで拡張子の設定や取得が可能です。

大文字小文字を区別したチェックが有用なこともあります。 そのため、コンストラクタの 2 番目のパラメータ $case を指定できるようになっています。これを true に設定すると、大文字小文字を区別して拡張子を検証します。

Example #6 ExcludeExtension バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// 拡張子 php あるいは exe のファイルは許可しません
$upload->addValidator('ExcludeExtension', false, 'php,exe');

// 拡張子 php あるいは exe のファイルを許可しない設定を配列記法で行います
$upload->addValidator('ExcludeExtension', false, array('php', 'exe'));

Note:

このバリデータがチェックするのはファイルの拡張子のみであることに注意しましょう。 実際の MIME タイプなどはチェックしません。

ExcludeMimeType バリデータ

ExcludeMimeType バリデータは、 転送されるファイルの mimetype をチェックします。 次のオプションをサポートしています。

  • MimeType: 検証したい mimetype 形式を設定します。

    このオプションで、許可したくないファイルの mimetype を定義することができます。

このバリデータで複数の mimetype を指定するには、 カンマ区切りの文字列あるいは配列を使用します。 setMimeType()addMimeType() および getMimeType() といったメソッドで mimetype の設定や取得が可能です。

Example #7 ExcludeMimeType バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// すべてのファイルで gif 画像の mimetype を許可しません
$upload->addValidator('ExcludeMimeType', false, 'image/gif');

// すべてのファイルで gif 画像および jpg 画像の mimetype を許可しません
$upload->addValidator('ExcludeMimeType', false, array('image/gif', 'image/jpeg');

// すべてのファイルで画像を許可しません
$upload->addValidator('ExcludeMimeType', false, 'image');

上の例で示したように、複数の mimetype をひとつのグループとして扱うこともできます。 画像ファイルならすべて許可したいという場合は、mimetype に 'image' と指定します。 'image' 以外にも 'audio'、'video'、'text などが使用可能です。

Note:

mimetype のグループを拒否してしまうと、意図していないものも含めて そのグループのすべての形式のファイルを拒否してしまうことに注意しましょう。 たとえば 'image' を拒否したら 'image/jpeg' や 'image/vasa' などすべての画像形式を拒否することになります。 すべての形式を拒否していいのかどうか不安な場合は、 グループ指定ではなく個別の mimetype を指定するようにしましょう。

Exists バリデータ

Exists バリデータは、 指定したファイルの存在をチェックします。 次のオプションをサポートしています。

  • directory: ファイルが指定したディレクトリに存在するかどうかをチェックします。

このバリデータで複数のディレクトリを指定するには、 カンマ区切りの文字列あるいは配列を使用します。 setDirectory()addDirectory() および getDirectory() といったメソッドでディレクトリの設定や取得が可能です。

Example #8 Exists バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// temp ディレクトリをチェック対象に追加します
$upload->addValidator('Exists', false, '\temp');

// ふたつのディレクトリを配列記法で追加します
$upload->addValidator('Exists', false, array('\home\images', '\home\uploads'));

Note:

このバリデータは、ファイルが存在するかどうかをすべてのディレクトリでチェックすることに注意しましょう。 指定したディレクトリのうちのどこかひとつでもファイルが存在しなかった場合に検証が失敗します。

Extension バリデータ

Extension バリデータは、 渡されたファイルの拡張子をチェックします。 次のオプションをサポートしています。

  • extension: 指定したファイルがこの拡張子かどうかをチェックします。

  • case: チェックの際に大文字小文字を区別するかどうかを設定します。 デフォルトでは大文字小文字を区別しません。 このオプションは、すべての拡張子に対して適用されることに注意しましょう。

このバリデータで複数の拡張子を指定するには、 カンマ区切りの文字列あるいは配列を使用します。 setExtension()addExtension() および getExtension() といったメソッドで拡張子の設定や取得が可能です。

場合によっては大文字小文字を区別してチェックしたくなることもあるでしょう。 そんなときのために、コンストラクタで 2 番目のパラメータ $case を指定することができます。これを true にすると、大文字小文字を区別して拡張子のチェックを行います。

Example #9 Extension バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// 拡張子を jpg と png のみに制限します
$upload->addValidator('Extension', false, 'jpg,png');

// 配列形式で、拡張子を jpg と png のみに制限します
$upload->addValidator('Extension', false, array('jpg', 'png'));

// 大文字小文字を区別したチェックを行います
$upload = new Zend_File_Transfer('mo,png', true);
if (!$upload->isValid('C:\temp\myfile.MO')) {
    print 'Not valid due to MO instead of mo';
}

Note:

このバリデータがチェックするのはファイルの拡張子のみであることに注意しましょう。 実際の MIME タイプなどはチェックしません。

FilesSize バリデータ

FilesSize バリデータは、 すべてのファイルの合計サイズをチェックします。 次のオプションをサポートしています。

  • min: ファイルサイズの総合計の最小値を設定します。

    このオプションで、転送されるファイルの合計サイズの最小値を指定することができます。

  • max: ファイルサイズの総合計の最大値を設定します。

    このオプションで、転送されるファイルの合計サイズの最大値を指定することができます。 個別のファイルのサイズはチェックしません。

  • bytestring: 失敗したときに返す情報を、 人間が読みやすい形式にするかファイルサイズそのものにするかを設定します。

    このオプションで、ユーザが受け取る結果が '10864' あるいは '10MB' のどちらの形式になるのかを指定することができます。デフォルト値は true で、'10MB' 形式となります。

このバリデータは、両方のオプションを指定してインスタンス化することができます。 最初のオプションが min、 2 番目のオプションが max となります。 オプションをひとつだけ指定した場合は、max とみなされます。しかし、後から setMin()setMax() でオプションを設定することもできますし、 getMin()getMax() で設定内容を取得することもできます。

サイズの指定には SI 記法も使えます。 これは多くのオペレーティングシステムでもサポートされているものです。 20000 バイトと書くかわりに、20kB とすることができるのです。すべての単位は、1024 単位に変換されます。 使用できる単位は kBMBGBTBPB および EB です。先ほど説明したとおり、1kB は 1024 バイトであることに注意する必要があります。

Example #10 FilesSize バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// ファイルサイズの合計を 40000 バイトまでに制限します
$upload->addValidator('FilesSize', false, 40000);

// ファイルサイズの合計を最大 4MB、最小 10kB に制限します
$upload->addValidator('FilesSize', false, array('10kB', '4MB');

// さきほどと同じですが、結果をプレーンなファイルサイズで返します
$upload->addValidator('FilesSize', false, array('10kB', '4MB', false);

Note:

このバリデータは、チェックしたファイルのサイズを内部に保存することに注意しましょう。 最大値を超えたファイルはエラーを返します。

ImageSize バリデータ

ImageSize バリデータは、 画像ファイルのサイズをチェックします。 次のオプションをサポートしています。

  • minheight: 画像の高さの最小値を設定します。

    このオプションで、検証したい画像の高さの最小値を指定することができます。

  • maxheight: 画像の高さの最大値を設定します。

    このオプションで、検証したい画像の高さの最大値を指定することができます。

  • minwidth: 画像の幅の最小値を設定します。

    このオプションで、検証したい画像の幅の最小値を指定することができます。

  • maxwidth: 画像の幅の最大値を設定します。

    このオプションで、検証したい画像の幅の最大値を指定することができます。

このバリデータは、これら 4 つのオプションを指定してインスタンス化することができます。 minheight あるいは minwidth を省略した場合は、 0 に設定されます。maxwidth あるいは maxheight を省略した場合は、null に設定されます。しかし、後から setImageMin()setImageMax() で最小値・最大値を設定することもできますし、 getMin()getMax() で設定内容を取得することもできます。

利便性を考慮して、setImageWidthsetImageHeight といったメソッドも用意されています。これは、幅や高さの最小値と最大値を設定します。 もちろん、それに対応する getImageWidthgetImageHeight も使用可能です。

サイズの検証をしたくない場合は、その部分に値 null を設定します。

Example #11 ImageSize バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// 画像の高さを 100-200 ピクセル、幅を 40-80 ピクセルに制限します
$upload->addValidator('ImageSize', false, 40, 100, 80, 200);

// 配列表記を使用します
$upload->addValidator('ImageSize', false, array(40, 100, 80, 200);

// 連想配列表記を使用します
$upload->addValidator('ImageSize', false, 
                      array('minwidth' => 40, 
                            'maxwidth' => 80, 
                            'minheight' => 100, 
                            'maxheight' => 200)
                      );

// 別の画像サイズを設定します
$upload->setImageWidth(20, 200);

IsCompressed バリデータ

IsCompressed バリデータは、 転送されたファイルが zip や arc のような圧縮アーカイブ形式であるかどうかをチェックします。 このバリデータは MimeType バリデータを使用しており、 同じメソッドとオプションをサポートしています。 このバリデータを特定の圧縮形式のみに制限するには、 そのメソッドを使用します。

Example #12 IsCompressed バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// アップロードされたファイルが圧縮アーカイブであるかどうかチェックします
$upload->addValidator('IsCompressed', false);

// zip ファイルのみを対象とするようこのバリデータを制限します
$upload->addValidator('IsCompressed', false, array('application/zip'));

// よりシンプルな記法で、zip ファイルのみを対象とするようこのバリデータを制限します
$upload->addValidator('IsCompressed', false, 'zip');

Note:

指定したファイルタイプが compression 型であるかどうかのチェックは行われないことに注意しましょう。 論理的にはおかしな話ですが、gif ファイルがこのバリデータを通過するように設定することも可能です。

IsImage バリデータ

IsImage バリデータは、 転送されたファイルが gif や jpeg のような画像ファイルであるかどうかをチェックします。 このバリデータは MimeType バリデータを使用しており、 同じメソッドとオプションをサポートしています。 このバリデータを特定の画像形式のみに制限するには、 そのメソッドを使用します。

Example #13 IsImage バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// アップロードされたファイルが画像ファイルであるかどうかチェックします
$upload->addValidator('IsImage', false);

// gif ファイルのみを対象とするようこのバリデータを制限します
$upload->addValidator('IsImage', false, array('application/gif'));

// よりシンプルな記法で、gif ファイルのみを対象とするようこのバリデータを制限します
$upload->addValidator('IsImage', false, 'jpeg');

Note:

指定したファイルタイプが image 型であるかどうかのチェックは行われないことに注意しましょう。 論理的にはおかしな話ですが、zip ファイルがこのバリデータを通過するように設定することも可能です。

MimeType バリデータ

MimeType バリデータは、 転送されるファイルの mimetype をチェックします。 次のオプションをサポートしています。

  • MimeType: 検証したい mimetype 形式を設定します。

    このオプションで、許可したいファイルの mimetype を定義することができます。

このバリデータで複数の mimetype を指定するには、 カンマ区切りの文字列あるいは配列を使用します。 setMimeType()addMimeType() および getMimeType() といったメソッドで mimetype の設定や取得が可能です。

Example #14 MimeType バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// mimetype を制限し、gif 画像のみを許可するようにします
$upload->addValidator('MimeType', false, 'image/gif');

// すべてのファイルが gif および jpeg 画像でなければならないように mimetype を制限します
$upload->addValidator('MimeType', false, array('image/gif', 'image/jpeg');

// すべてのファイルが画像であるように mimetype を制限します
$upload->addValidator('MimeType', false, 'image');

上の例で示したように、複数の mimetype をひとつのグループとして扱うこともできます。 画像ファイルならすべて許可したいという場合は、mimetype に 'image' と指定します。 'image' 以外にも 'audio'、'video'、'text などが使用可能です。

Note:

mimetype のグループを許可してしまうと、アプリケーション側で対応しているか否かにかかわらず そのグループのすべての形式のファイルを許可してしまうことに注意しましょう。 たとえば 'image' を許可したら 'image/xpixmap' や 'image/vasa' も受け付けることになりますが、おそらくこれは問題となるでしょう。 アプリケーション側ですべての形式を処理できるかどうか不安なら、 グループ指定ではなく個別の mimetype を指定するようにしましょう。

Note:

このコンポーネントは、もし fileinfo 拡張モジュールが使用可能ならそれを使用します。使用できない場合は mime_content_type 関数を使用します。 この関数コールが失敗した場合は、HTTP で渡された mimetype を使用します。

fileinfomime_content_type も使えない場合は、セキュリティの問題に注意する必要があります。 HTTP から取得する mimetype はセキュアではなく、 容易に改ざんすることができます。

NotExists バリデータ

NotExists バリデータは、 指定したファイルの存在をチェックします。 次のオプションをサポートしています。

  • directory: ファイルが指定したディレクトリに存在しないかどうかをチェックします。

このバリデータで複数のディレクトリを指定するには、 カンマ区切りの文字列あるいは配列を使用します。 setDirectory()addDirectory() および getDirectory() といったメソッドでディレクトリの設定や取得が可能です。

Example #15 NotExists バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// temp ディレクトリをチェック対象に追加します
$upload->addValidator('NotExists', false, '\temp');

// ふたつのディレクトリを配列記法で追加します
$upload->addValidator('NotExists', false,
                      array('\home\images',
                            '\home\uploads')
                     );

Note:

このバリデータは、ファイルが存在しないかどうかをすべてのディレクトリでチェックすることに注意しましょう。 指定したディレクトリのうちのどこかひとつでもファイルが存在した場合に検証が失敗します。

Size バリデータ

Size バリデータは、 個々のファイルのサイズをチェックします。 次のオプションをサポートしています。

  • Min: ファイルサイズの最小値を設定します。

    このオプションで、転送されるファイルの個々のサイズの最小値を指定することができます。

  • Max: ファイルサイズの最大値を設定します。

    このオプションで、転送されるファイルの個々のサイズを制限することができます。

  • bytestring: 失敗したときに返す情報を、 人間が読みやすい形式にするかファイルサイズそのものにするかを設定します。

    このオプションで、ユーザが受け取る結果が '10864' あるいは '10MB' のどちらの形式になるのかを指定することができます。デフォルト値は true で、'10MB' 形式となります。

このバリデータは、両方のオプションを指定してインスタンス化することができます。 最初のオプションが min、 2 番目のオプションが max となります。 オプションをひとつだけ指定した場合は、max とみなされます。しかし、後から setMin()setMax() でオプションを設定することもできますし、 getMin()getMax() で設定内容を取得することもできます。

サイズの指定には SI 記法も使えます。 これは多くのオペレーティングシステムでもサポートされているものです。 20000 バイトと書くかわりに、20kB とすることができるのです。すべての単位は、1024 単位に変換されます。 使用できる単位は kBMBGBTBPB および EB です。先ほど説明したとおり、1kB は 1024 バイトであることに注意する必要があります。

Example #16 Size バリデータの使用法

$upload = new Zend_File_Transfer();

// ファイルサイズを 40000 バイトまでに制限します
$upload->addValidator('Size', false, 40000);

// 指定したファイルのサイズを最大 4MB、最小 10kB に制限し、
// さらにエラー時に返す結果をユーザに優しい形式ではなくプレーンな数値とします
$upload->addValidator('Size', false, array('10kB', '4MB', false));
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Introduction to Zend Framework
概要
インストール
Zend_Acl
導入
アクセス制御の洗練
高度な使用法
Zend_Amf
導入
Zend_Amf_Server
Zend_Auth
導入
データベースのテーブルでの認証
ダイジェスト認証
HTTP 認証アダプタ
LDAP 認証
Open ID 認証
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導入
キャッシュの仕組み
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Zend_Cache のバックエンド
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Captcha アダプタ
Zend_Config
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動作原理
Zend_Config_Ini
Zend_Config_Xml
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Zend_Config_Writer
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Getopt について
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オプションおよび引数の取得
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フロントコントローラ
リクエストオブジェクト
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アクションコントローラ
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プラグイン
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MVC での例外
以前のバージョンからの移行
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Zend_Currency について
通貨の操作方法
以前のバージョンからの移行
Zend_Date
導入
動作原理
基本メソッド
Zend_Date API の概要
日付の作成
日付関数全般用の定数
動作例
Zend_Db
Zend_Db_Adapter
Zend_Db_Statement
Zend_Db_Profiler
Zend_Db_Select
Zend_Db_Table
Zend_Db_Table_Row
Zend_Db_Table_Rowset
導入
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Zend_Dojo
導入
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Dojo ビューヘルパー
Dojo Form Elements and Decorators
Zend_Dom
導入
Zend_Dom_Query
Zend_Exception
例外の使用法
Zend_Feed
導入
フィードの読み込み
ウェブページからのフィードの取得
RSS フィードの使用
Atom フィードの使用
単一の Atom エントリの処理
フィードおよびエントリの構造の変更
独自のフィードクラスおよびエントリクラス
Zend_File
Zend_File_Transfer
Zend_File_Transfer 用のバリデータ
Filters for Zend_File_Transfer
以前のバージョンからの移行
Zend_Filter
導入
標準のフィルタクラス群
フィルタチェイン
フィルタの書き方
Zend_Filter_Input
Zend_Filter_Inflector
Zend_Form
Zend_Form
Zend_Form クイックスタート
Zend_Form_Element を用いたフォーム要素の作成
Zend_Form によるフォームの作成
Zend_Form_Decorator による独自のフォームマークアップの作成
Zend Framework に同梱されている標準のフォーム要素
Zend Framework に同梱されている標準のデコレータ
Zend_Form の国際化
Zend_Form の高度な使用法
Zend_Gdata
Gdata について
AuthSub による認証
Using the Book Search Data API
ClientLogin による認証
Google Calendar の使用法
Google Documents List Data API の使用法
Using Google Health
Google Spreadsheets の使用法
Google Apps Provisioning の使用法
Google Base の使用法
Picasa Web Albums の使用法
YouTube Data API の使用法
Gdata の例外処理
Zend_Http
Zend_Http_Client - 導入
Zend_Http_Client - 高度な使用法
Zend_Http_Client - 接続アダプタ
Zend_Http_Cookie および Zend_Http_CookieJar
Zend_Http_Response
Zend_InfoCard
導入
Zend_Json
導入
基本的な使用法
JSON オブジェクト
XML から JSON への変換
Zend_Json_Server - JSON-RPC server
Zend_Layout
導入
Zend_Layout クイックスタート
Zend_Layout の設定オプション
Zend_Layout の高度な使用法
Zend_Ldap
導入
Zend_Loader
ファイルやクラスの動的な読み込み
プラグインのロード
Zend_Locale
導入
Zend_Locale の使用法
正規化および地域化
日付および時刻の扱い
サポートするロケール
以前のバージョンからの移行
Zend_Log
概要
ライター
フォーマッタ
フィルタ
Zend_Mail
導入
SMTP 経由での送信
SMTP 接続による複数のメールの送信
異なる転送手段の使用
HTML メール
ファイルの添付
受信者の追加
MIME バウンダリの制御
追加のヘッダ
文字セット
エンコーディング
SMTP 認証
セキュアな SMTP トランスポート
メールメッセージの読み込み
Zend_Measure
導入
計測値の作成
計測値の出力
計測値の操作
計測値の型
Zend_Memory
概要
メモリマネージャ
メモリオブジェクト
Zend_Mime
Zend_Mime
Zend_Mime_Message
Zend_Mime_Part
Zend_OpenId
導入
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Zend_OpenId_Provider
Zend_Paginator
導入
使用法
設定
高度な使用法
Zend_Pdf
導入
PDF ドキュメントの作成および読み込み
PDF ドキュメントへの変更内容の保存
ドキュメントのページ
描画
ドキュメントの情報およびメタデータ
Zend_Pdf モジュールの使用例
Zend_ProgressBar
Zend_ProgressBar
Zend_Registry
レジストリの使用法
Zend_Rest
導入
Zend_Rest_Client
Zend_Rest_Server
Zend_Search_Lucene
概要
インデックスの構築
インデックスの検索
クエリ言語
クエリ作成用の API
文字セット
拡張性
Java Lucene との相互運用
応用
ベストプラクティス
Zend_Server
導入
Zend_Server_Reflection
Zend_Service
導入
Zend_Service_Akismet
Zend_Service_Amazon
Zend_Service_Audioscrobbler
Zend_Service_Delicious
Zend_Service_Flickr
Zend_Service_Nirvanix
Zend_Service_ReCaptcha
Zend_Service_Simpy
導入
Zend_Service_StrikeIron
Zend_Service_StrikeIron: バンドルされているサービス
Zend_Service_StrikeIron: 応用編
Zend_Service_Technorati
Zend_Service_Twitter
Zend_Service_Yahoo
Zend_Session
導入
基本的な使用法
高度な使用法
グローバルセッションの管理
Zend_Session_SaveHandler_DbTable
Zend_Soap
Zend_Soap_Server
Zend_Soap_Client
WSDL Accessor
AutoDiscovery
Zend_Test
導入
Zend_Test_PHPUnit
Zend_Text
Zend_Text_Figlet
Zend_Text_Table
Zend_TimeSync
導入
Zend_TimeSync の動作
Zend_Translate
導入
Zend_Translate のアダプタ
翻訳アダプタの使用法
Migrating from previous versions
Zend_Uri
Zend_Uri
Zend_Validate
導入
標準のバリデーションクラス群
バリデータチェイン
バリデータの書き方
Zend_Version
Zend Framework のバージョンの取得
Zend_View
導入
コントローラスクリプト
ビュースクリプト
ビューヘルパー
Zend_View_Abstract
Zend_Wildfire
Zend_Wildfire
Zend_XmlRpc
導入
Zend_XmlRpc_Client
Zend_XmlRpc_Server
Zend Framework のシステム要件
PHP のバージョン
PHP の拡張モジュール
Zend Framework のコンポーネント
Zend Framework の依存性
Zend Framework PHP 標準コーディング規約
概要
PHP ファイルの書式
命名規約
コーディングスタイル
Zend Framework Performance Guide
Introduction
Class Loading
Internationalization (i18n) and Localization (l10n)
View Rendering
著作権に関する情報