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日付関数全般用の定数

Zend_Date のメソッドでパラメータ $parts を持つものはすべて、以下の定数のいずれかをパラメータとして指定することができます。 これにより、日付の中の特定の要素や使用する書式 (例: RFC 822) を指定します。

定数の使用

たとえば、定数Zend_Date::HOUR の使用法は次のようになります。 曜日・時・分・秒・その他の要素が世界各地でさまざまな形式で表されていたとしても、 オブジェクトのタイムゾーン設定を使用して自動的に正しい値で計算を行います。 これは、内部のタイムスタンプの値が何であるかや ユーザが世界中のどこにいるかとは関係がありません。 使用する単位にかかわらず、出力結果は GMT/UTC あるいはロケールにあわせて地域化された形式となります。 以下の出力サンプルは、 Europe/GMT+1 (ドイツ、オーストリア、フランスなど) にあわせて地域化された形式です。

Zend_Date::HOUR を使用した操作
関数/入力 説明 元の日付 使用後の出力
get(Zend_Date::HOUR) 時間を出力する 2009-02-13T14:53:27+01:00 14
set(12, Zend_Date::HOUR) 新しい時間を設定する 2009-02-13T14:53:27+01:00 2009-02-13T12:53:27+01:00
add(12, Zend_Date::HOUR) 時間を足す 2009-02-13T14:53:27+01:00 2009-02-14T02:53:27+01:00
sub(12, Zend_Date::HOUR) 時間を引く 2009-02-13T14:53:27+01:00 2009-02-13T02:53:27+01:00
compare(12, Zend_Date::HOUR) 時間を比較し、0 か 1 あるいは -1 を返す 2009-02-13T14:53:27+01:00 1 (オブジェクト > 引数 の場合)
copy(Zend_Date::HOUR) 時間部のみをコピーする 2009-02-13T14:53:27+01:00 1970-01-01T14:00:00+01:00
equals(14, Zend_Date::HOUR) 時間を比較し、TRUE あるいは FALSE を返す 2009-02-13T14:53:27+01:00 TRUE
isEarlier(12, Zend_Date::HOUR) 時間を比較し、TRUE あるいは FALSE を返す 2009-02-13T14:53:27+01:00 TRUE
isLater(12, Zend_Date::HOUR) 時間を比較し、TRUE あるいは FALSE を返す 2009-02-13T14:53:27+01:00 FALSE

全定数の一覧

日付/時刻の各要素に対応する定数が Zend_Date で定義されています。 Zend_Date がサポートするすべての定数を以下に示します。

日に関する定数
定数 説明 日付 影響を受ける部分の例
Zend_Date::DAY 日 (二桁の数値) 2009-02-06T14:53:27+01:00 2009-02-06T14:53:27+01:00 (06)
Zend_Date::DAY_SHORT 日 (一桁あるいは二桁の数値) 2009-02-06T14:53:27+01:00 2009-02-06T14:53:27+01:00 (6)
Zend_Date::WEEKDAY 曜日 (地域化された完全な曜日名) 2009-02-06T14:53:27+01:00 Friday
Zend_Date::WEEKDAY_SHORT 曜日 (地域化された曜日名の短縮形。三文字) 2009-02-06T14:53:27+01:00 Fre が金曜日を表す
Zend_Date::WEEKDAY_NAME 曜日 (地域化された曜日名の短縮形。二文字) 2009-02-06T14:53:27+01:00 Fr が金曜日を表す
Zend_Date::WEEKDAY_NARROW 曜日 (地域化された曜日名の短縮形。一文字) 2009-02-06T14:53:27+01:00 F が金曜日を表す
Zend_Date::WEEKDAY_DIGIT 曜日 (0 = 日曜日, 6 = 土曜日) 2009-02-06T14:53:27+01:00 5 が金曜日を表す
Zend_Date::WEEKDAY_8601 ISO 8601 にもとづく曜日 (1 = 月曜日, 7 = 日曜日) 2009-02-06T14:53:27+01:00 5 が金曜日を表す
Zend_Date::DAY_OF_YEAR 日数 (一桁あるいは二桁の数値) 2009-02-06T14:53:27+01:00 43
Zend_Date::DAY_SUFFIX 英語で日付の後に追加する文字 (st, nd, rd, th) 2009-02-06T14:53:27+01:00 th
週に関する定数
定数 説明 日付 影響を受ける部分の例
Zend_Date::WEEK 週 (1 から 53 までの数値) 2009-02-06T14:53:27+01:00 7
月に関する定数
定数 説明 日付 影響を受ける部分の例
Zend_Date::MONTH_NAME 月 (地域化された完全な月名) 2009-02-06T14:53:27+01:00 February
Zend_Date::MONTH_NAME_SHORT 月 (地域化された月名の短縮形。三文字) 2009-02-06T14:53:27+01:00 Feb
Zend_Date::MONTH_NAME_NARROW 月 (地域化された月名の短縮形。一文字) 2009-02-06T14:53:27+01:00 F
Zend_Date::MONTH 月 (二桁の月番号) 2009-02-06T14:53:27+01:00 2009-02-06T14:53:27+01:00 (02)
Zend_Date::MONTH_SHORT 月 (一桁あるいは二桁の月番号) 2009-02-06T14:53:27+01:00 2009-02-06T14:53:27+01:00 (2)
Zend_Date::MONTH_DAYS 当月の日数 (数値) 2009-02-06T14:53:27+01:00 28
年に関する定数
定数 説明 日付 影響を受ける部分の例
Zend_Date::YEAR 年 (数値) 2009-02-06T14:53:27+01:00 2009-02-06T14:53:27+01:00
Zend_Date::YEAR_8601 ISO 8601 の年 (数値) 2009-02-06T14:53:27+01:00 2009
Zend_Date::YEAR_SHORT 年 (二桁の数値) 2009-02-06T14:53:27+01:00 2009-02-06T14:53:27+01:00
Zend_Date::YEAR_SHORT_8601 ISO 8601 の年 (二桁の数値) 2009-02-06T14:53:27+01:00 09
Zend_Date::LEAPYEAR 今年がうるう年かどうか? (TRUE あるいは FALSE) 2009-02-06T14:53:27+01:00 FALSE
時間に関する定数
定数 説明 日付 影響を受ける部分の例
Zend_Date::HOUR 時 (00-23、二桁) 2009-02-06T14:53:27+01:00 14
Zend_Date::HOUR_SHORT 時 (0-23、一桁あるいは二桁) 2009-02-06T14:53:27+01:00 14
Zend_Date::HOUR_SHORT_AM 時 (1-12、一桁あるいは二桁) 2009-02-06T14:53:27+01:00 2
Zend_Date::HOUR_AM 時 (01-12、二桁) 2009-02-06T14:53:27+01:00 02
Zend_Date::MINUTE 分 (00-59、二桁) 2009-02-06T14:53:27+01:00 2009-02-06T14:53:27+01:00
Zend_Date::MINUTE_SHORT 分 (0-59、一桁あるいは二桁) 2009-02-06T14:03:27+01:00 2009-02-06T14:03:27+01:00
Zend_Date::SECOND 秒 (00-59、二桁) 2009-02-06T14:53:27+01:00 2009-02-06T14:53:27+01:00
Zend_Date::SECOND_SHORT 秒 (0-59、一桁あるいは二桁) 2009-02-06T14:53:07+01:00 2009-02-06T14:53:07+01:00
Zend_Date::MILLISECOND ミリ秒 (理論上は無限大) 2009-02-06T14:53:27.20546 2009-02-06T14:53:27.20546
Zend_Date::MERIDIEM その日の中での時間 (午前/午後) 2009-02-06T14:53:27+01:00 afternoon
Zend_Date::SWATCH Swatch Internet Time 2009-02-06T14:53:27+01:00 620
タイムゾーンに関する定数
定数 説明 日付 影響を受ける部分の例
Zend_Date::TIMEZONE タイムゾーン名 (省略形文字列) 2009-02-06T14:53:27+01:00 CET
Zend_Date::TIMEZONE_NAME タイムゾーン名 (文字列) 2009-02-06T14:53:27+01:00 Europe/Paris
Zend_Date::TIMEZONE_SECS GMT との時差を表す秒数 (integer) 2009-02-06T14:53:27+01:00 3600 seconds to GMT
Zend_Date::GMT_DIFF GMT との時差を表す秒数 (文字列) 2009-02-06T14:53:27+01:00 +0100
Zend_Date::GMT_DIFF_SEP GMT との時差を表す秒数 (文字列、分割形式) 2009-02-06T14:53:27+01:00 +01:00
Zend_Date::DAYLIGHT 夏時間かそうでないか? (TRUE あるいは FALSE) 2009-02-06T14:53:27+01:00 FALSE
日付フォーマットに関する定数 (タイムゾーンを含むフォーマット)
定数 説明 日付 影響を受ける部分の例
Zend_Date::ISO_8601 ISO 8601 形式の日付 (文字列) 2009-02-13T14:53:27+01:00 2009-02-13T14:53:27+01:00
Zend_Date::RFC_2822 RFC 2822 形式の日付 (文字列) 2009-02-13T14:53:27+01:00 Fri, 13 Feb 2009 14:53:27 +0100
Zend_Date::TIMESTAMP » Unix time (1970 年 1 月 1 日からの経過秒数) 2009-02-13T14:53:27+01:00 1234533207
Zend_Date::ATOM ATOM 形式の日付 (文字列) 2009-02-13T14:53:27+01:00 2009-02-13T14:53:27+01:00
Zend_Date::COOKIE クッキー形式の日付 (クッキー用の文字列) 2009-02-13T14:53:27+01:00 Friday, 13-Feb-09 14:53:27 Europe/Paris
Zend_Date::RFC_822 RFC 822 形式の日付 (文字列) 2009-02-13T14:53:27+01:00 Fri, 13 Feb 09 14:53:27 +0100
Zend_Date::RFC_850 RFC 850 形式の日付 (文字列) 2009-02-13T14:53:27+01:00 Friday, 13-Feb-09 14:53:27 Europe/Paris
Zend_Date::RFC_1036 RFC 1036 形式の日付 (文字列) 2009-02-13T14:53:27+01:00 Fri, 13 Feb 09 14:53:27 +0100
Zend_Date::RFC_1123 RFC 1123 形式の日付 (文字列) 2009-02-13T14:53:27+01:00 Fri, 13 Feb 2009 14:53:27 +0100
Zend_Date::RSS RSS フィード形式の日付 (文字列) 2009-02-13T14:53:27+01:00 Fri, 13 Feb 2009 14:53:27 +0100
Zend_Date::W3C HTML/HTTP 用の W3C 形式の日付 (文字列) 2009-02-13T14:53:27+01:00 2009-02-13T14:53:27+01:00

特に注意すべきなのは Zend_Date::DATES です。これは、 Zend_Date入力 フォーマットを指定する際に使用すると、特別な働きをします。 入力フォーマットとして $part で使用すると、 この定数は、さまざまな類似日付書式をできるだけ受け入れようとします。 経験則にもとづいて入力日付文字列を自動的に分解し、単純なエラーを (もしあれば) できるだけ修正します。たとえば年、月、日の順序がおかしい場合などです。

日付および時刻フォーマットに関する定数 (ロケールによって変化する書式)
定数 説明 日付 影響を受ける部分の例
Zend_Date::ERA 時代 (地域化された文字列の短縮形) 2009-02-06T14:53:27+01:00 AD (紀元後)
Zend_Date::ERA_NAME 時代 (地域化された文字列の完全系) 2009-02-06T14:53:27+01:00 anno domini (紀元後)
Zend_Date::DATES 標準の日付 (地域化された文字列、デフォルト値) 2009-02-13T14:53:27+01:00 13.02.2009
Zend_Date::DATE_FULL 完全な日付 (地域化された文字列、完全形) 2009-02-13T14:53:27+01:00 Friday, 13. February 2009
Zend_Date::DATE_LONG 長い日付 (地域化された文字列、長い形式) 2009-02-13T14:53:27+01:00 13. February 2009
Zend_Date::DATE_MEDIUM 通常の日付 (地域化された文字列、通常の形式) 2009-02-13T14:53:27+01:00 13.02.2009
Zend_Date::DATE_SHORT 省略形の日付 (地域化された文字列、短縮形式) 2009-02-13T14:53:27+01:00 13.02.09
Zend_Date::TIMES 標準の時刻 (地域化された文字列、デフォルト値) 2009-02-13T14:53:27+01:00 14:53:27
Zend_Date::TIME_FULL 完全な時刻 (地域化された文字列、完全形) 2009-02-13T14:53:27+01:00 14:53 Uhr CET
Zend_Date::TIME_LONG 長い時刻 (地域化された文字列、長い形式) 2009-02-13T14:53:27+01:00 14:53:27 CET
Zend_Date::TIME_MEDIUM 通常の時刻 (地域化された文字列、通常の形式) 2009-02-13T14:53:27+01:00 14:53:27
Zend_Date::TIME_SHORT 省略形の時刻 (地域化された文字列、短縮形式) 2009-02-13T14:53:27+01:00 14:53

ISO 書式指定子を使用して自分で定義する出力フォーマット

上で示したもの意外の日付書式が必要な場合は、以下に示す ISO 書式トークンを使用して自分で書式を定義します。 以下の例は、下の表の定数を用いて独自の ISO 書式を作成する方法を示すものです。 書式の長さは無制限で、同じ定数を複数回使用してもかまいません。

もし PHP 風の日付書式のほうがなじみがあるのなら、 ISO 書式ではなく PHP の書式を用いるように変更することも可能です。 しかし、ISO で定められているすべての書式が PHP の日付書式で指定できるわけではありません。 Zend_Date::setOptions(array('format_type' => 'php')) メソッドを使用すると、 Zend_Date のメソッドで ISO 書式指定子ではなく PHP の date() での指定子を用いるようになります (以下の PHP の date() 関数の書式指定子を使用して自分で定義する出力フォーマット を参照ください)。

Example #1 ISO 書式を使用した独自書式の例

$locale = new Zend_Locale('de_AT');
$date = new Zend_Date(1234567890, false, $locale);
print $date->toString("'Era:GGGG='GGGG, ' Date:yy.MMMM.dd'yy.MMMM.dd");
ISO 8601 日付出力 に関する定数
定数 説明 対応する要素 影響を受ける部分の例
G 時代 (地域化された省略形) Zend_Date::ERA AD
GG 時代 (地域化された省略形) Zend_Date::ERA AD
GGG 時代 (地域化された省略形) Zend_Date::ERA AD
GGGG 時代 (地域化された完全形) Zend_Date::ERA_NAME anno domini
GGGGG 時代 (地域化された省略形) Zend_Date::ERA a
y 年 (最低一桁) Zend_Date::YEAR 9
yy 年 (最低二桁) Zend_Date::YEAR_SHORT 09
yyy 年 (最低三桁) Zend_Date::YEAR 2009
yyyy 年 (最低四桁) Zend_Date::YEAR 2009
yyyyy 年 (最低五桁) Zend_Date::YEAR 02009
Y ISO 8601 形式の年 (最低一桁) Zend_Date::YEAR_8601 9
YY ISO 8601 形式の年 (最低二桁) Zend_Date::YEAR_SHORT_8601 09
YYY ISO 8601 形式の年 (最低三桁) Zend_Date::YEAR_8601 2009
YYYY ISO 8601 形式の年 (最低四桁) Zend_Date::YEAR_8601 2009
YYYYY ISO 8601 形式の年 (最低五桁) Zend_Date::YEAR_8601 02009
M 月 (一桁あるいは二桁) Zend_Date::MONTH_SHORT 2
MM 月 (二桁) Zend_Date::MONTH 02
MMM 月 (地域化された省略形) Zend_Date::MONTH_NAME_SHORT Feb
MMMM 月 (地域化された完全形) Zend_Date::MONTH_NAME February
MMMMM 月 (地域化された省略形、一桁) Zend_Date::MONTH_NAME_NARROW F
w 週 (一桁あるいは二桁) Zend_Date::WEEK 5
ww 週 (二桁) Zend_Date::WEEK 05
d その月の日付 (一桁あるいは二桁) Zend_Date::DAY_SHORT 9
dd その月の日付 (二桁) Zend_Date::DAY 09
D その年の日付 (一桁、二桁あるいは三桁) Zend_Date::DAY_OF_YEAR 7
DD その年の日付 (二桁あるいは三桁) Zend_Date::DAY_OF_YEAR 07
DDD その年の日付 (三桁) Zend_Date::DAY_OF_YEAR 007
E 曜日 (地域化された省略形、一文字) Zend_Date::WEEKDAY_NARROW M
EE 曜日 (地域化された省略形、二文字) Zend_Date::WEEKDAY_NAME Mo
EEE 曜日 (地域化された省略形、三文字) Zend_Date::WEEKDAY_SHORT Mon
EEEE 曜日 (地域化された完全形) Zend_Date::WEEKDAY Monday
EEEEE 曜日 (地域化された省略形、一桁) Zend_Date::WEEKDAY_NARROW M
e 曜日番号 (一桁) Zend_Date::WEEKDAY_NARROW 4
ee 曜日番号 (二桁) Zend_Date::WEEKDAY_NARROW 04
a 午前/午後 (地域化された形式) Zend_Date::MERIDIEM vorm.
h 時間 (1-12) (一桁あるいは二桁) Zend_Date::HOUR_SHORT_AM 2
hh 時間 (01-12) (二桁) Zend_Date::HOUR_AM 02
H 時間 (0-23) (一桁あるいは二桁) Zend_Date::HOUR_SHORT 2
HH 時間 (00-23) (二桁) Zend_Date::HOUR 02
m 分 (0-59) (一桁あるいは二桁) Zend_Date::MINUTE_SHORT 2
mm 分 (00-59) (二桁) Zend_Date::MINUTE 02
s 秒 (0-59) (一桁あるいは二桁) Zend_Date::SECOND_SHORT 2
ss 秒 (00-59) (二桁) Zend_Date::SECOND 02
S ミリ秒 Zend_Date::MILLISECOND 20536
z タイムゾーン (地域化された省略形) Zend_Date::TIMEZONE CET
zz タイムゾーン (地域化された省略形) Zend_Date::TIMEZONE CET
zzz タイムゾーン (地域化された省略形) Zend_Date::TIMEZONE CET
zzzz タイムゾーン (地域化された完全形) Zend_Date::TIMEZONE_NAME Europe/Paris
Z タイムゾーンの時差 Zend_Date::GMT_DIFF +0100
ZZ タイムゾーンの時差 Zend_Date::GMT_DIFF +0100
ZZZ タイムゾーンの時差 Zend_Date::GMT_DIFF +0100
ZZZZ タイムゾーンの時差 (分割形式) Zend_Date::GMT_DIFF_SEP +01:00
A ミリ秒 Zend_Date::MILLISECOND 20563

Note:

デフォルトの ISO フォーマットは、PHP のフォーマットとは異なることに注意しましょう。 これまでに使ったことがない方は、少々いらいらするかもしれません。 特に、「年」と「分」 に関する指定子については、なかなか期待通りに動作しないことでしょう。

「年」 については、間違えやすい指定子がふたつあります。 ISO 形式の年を表す Y 指定子と、 実際の年を表す y 指定子です。 両者の違いは些細なものではありますが、非常に重要です。 Y は ISO 形式の年を算出するものです。 これは、カレンダーを作成する際によく用いられます。 2007 年 12 月 31 日を例にとって考えてみましょう。 実際の年は 2007 ですが、この日は 2008 年の最初の週 (第 1 週) の最初の日でもあります。 したがって、'dd.MM.yyyy' として場合は '31.December.2007' が得られますが、'dd.MM.YYYY' とした場合の結果は '31.December.2008' となるのです。これはバグではなく、期待通りの振る舞いです。 これが、ふたつの指定子の違いとなります。

「分」 の場合は、違いはそれほど大きくはありません。ISO では「分」 を表す指定子として m を使用します。PHP が使っている i ではありません。分を取得する書式指定をする際には、 正しい指定子を使っているかどうかを確認するようにしましょう。

PHP の date() 関数の書式指定子を使用して自分で定義する出力フォーマット

もし PHP の日付書式指定子のほうが ISO 書式指定子よりなじみがあるのなら、 Zend_Date::setOptions(array('format' => 'php')) を使用しましょう。これで、 Zend_Date のメソッドで ISO 書式指定子ではなく PHP の date() での指定子を用いるようになります その後の書式パラメータは、すべて » PHP の date() 書式指定子 に従うようになります。PHP の日付書式には含まれていないけれども ISO の書式には含まれるもの、 またその逆もあります。もしそれほど PHP の日付書式になじみがないのなら、標準の ISO 書式を使用しましょう。既存のコードで PHP の日付書式をしているものがある場合は Zend_Locale_Format::convertPhpToIsoFormat() で ISO 書式に変換するか、setOptions() を使用します。次の例は、下の表の定数を用いて独自の書式を定義するものです。

Example #2 PHP の指定子を使用した独自書式の例

$locale = new Zend_Locale('de_AT');
Zend_Date::setOptions(array('format_type' => 'php'));
$date = new Zend_Date(1234567890, false, $locale);

// 出力は 'February 16, 2007, 3:36 am' のようになります
print $date->toString('F j, Y, g:i a');

print $date->toString("'Format:D M j G:i:s T Y='D M j G:i:s T Y");

次の表は、PHP の日付書式指定子とそれに対応する Zend_Date の定数、 そして同等な CLDR/ISO 書式指定子を示したものです。 たいていの場合は、もし CLDR/ISO 書式に同等のものがなければ Zend_Locale_Format::convertPhpToIsoFormat() で PHP の書式指定子がそのまま残されます。そして Zend_Date のメソッドは、たとえ "ISO" 書式モードであったとしても、これらの PHP "独特の" 書式指定を理解します。

PHP の日付出力 用の定数
定数 説明 対応する要素 CLDR での同等の指定子 影響する部分/例
d その月の日付 (二桁) Zend_Date::DAY dd 09
D 曜日 (地域化された省略形、三文字) Zend_Date::WEEKDAY_SHORT EEE Mon
j その月の日付 (一桁あるいは二桁) Zend_Date::DAY_SHORT d 9
l (小文字の L) 曜日 (地域化された完全形) Zend_Date::WEEKDAY EEEE Monday
N 曜日番号 (一桁) Zend_Date::WEEKDAY_8601 e 4
S 英語の日付の後につける接尾辞 (二文字) なし なし st
w 曜日番号 (0=日曜日、6=土曜日) Zend_Date::WEEKDAY_DIGIT なし 4
z その年の日付 (一桁、二桁あるいは三桁) Zend_Date::DAY_OF_YEAR D 7
W 週 (一桁あるいは二桁) Zend_Date::WEEK w 5
F 月 (地域化された完全形) Zend_Date::MONTH_NAME MMMM February
m 月 (二桁) Zend_Date::MONTH MM 02
M 月 (地域化された省略形) Zend_Date::MONTH_NAME_SHORT MMM Feb
n 月 (一桁あるいは二桁) Zend_Date::MONTH_SHORT M 2
t その月の日数 (一桁あるいは二桁) Zend_Date::MONTH_DAYS なし 30
L うるう年かどうか Zend_Date::LEAPYEAR なし true
o ISO 8601 形式の年 (最低四桁) Zend_Date::YEAR_8601 YYYY 2009
Y 年 (最低四桁) Zend_Date::YEAR yyyy 2009
y 年 (最低二桁) Zend_Date::YEAR_SHORT yy 09
a 午前/午後 (地域化された形式) Zend_Date::MERIDIEM a (sort of, but likely to be uppercase) vorm.
A 午前/午後 (地域化された形式) Zend_Date::MERIDIEM a (sort of, but no guarantee that the format is uppercase) VORM.
B Swatch インターネット時間 Zend_Date::SWATCH なし 1463
g 時間 (1-12) (一桁あるいは二桁) Zend_Date::HOUR_SHORT_AM h 2
G 時間 (0-23) (一桁あるいは二桁) Zend_Date::HOUR_SHORT H 2
h 時間 (01-12) (二桁) Zend_Date::HOUR_AM hh 02
H 時間 (00-23) (二桁) Zend_Date::HOUR HH 02
i 分 (00-59) (二桁) Zend_Date::MINUTE mm 02
s 秒 (00-59) (二桁) Zend_Date::SECOND ss 02
e タイムゾーン (地域化された完全形) Zend_Date::TIMEZONE_NAME zzzz Europe/Paris
I 夏時間 Zend_Date::DAYLIGHT なし 1
O タイムゾーンの時差 Zend_Date::GMT_DIFF Z、ZZ あるいは ZZZ +0100
P タイムゾーンの時差 (分割形式) Zend_Date::GMT_DIFF_SEP ZZZZ +01:00
T タイムゾーン (地域化された省略形) Zend_Date::TIMEZONE z、zz あるいは zzz CET
Z タイムゾーンの時差秒数 Zend_Date::TIMEZONE_SECS なし 3600
c 標準の Iso 書式の出力 Zend_Date::ISO_8601 なし 2004-02-12T15:19:21+00:00
r 標準の Rfc 2822 書式の出力 Zend_Date::RFC_2822 なし Thu, 21 Dec 2000 16:01:07 +0200
U Unix タイムスタンプ Zend_Date::TIMESTAMP なし 15275422364
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Introduction to Zend Framework
概要
インストール
Zend_Acl
導入
アクセス制御の洗練
高度な使用法
Zend_Amf
導入
Zend_Amf_Server
Zend_Auth
導入
データベースのテーブルでの認証
ダイジェスト認証
HTTP 認証アダプタ
LDAP 認証
Open ID 認証
Zend_Cache
導入
キャッシュの仕組み
Zend_Cache のフロントエンド
Zend_Cache のバックエンド
Zend_Captcha
導入
Captcha の方法
Captcha アダプタ
Zend_Config
導入
動作原理
Zend_Config_Ini
Zend_Config_Xml
Zend_Config_Writer
Zend_Config_Writer
Zend_Console_Getopt
Getopt について
Getopt の規則の宣言
オプションおよび引数の取得
Zend_Console_Getopt の設定
Zend_Controller
Zend_Controller クイックスタート
Zend_Controller の基本
フロントコントローラ
リクエストオブジェクト
標準のルータ
ディスパッチャ
アクションコントローラ
アクションヘルパー
レスポンスオブジェクト
プラグイン
モジュラーディレクトリ構造の規約の使用
MVC での例外
以前のバージョンからの移行
Zend_Currency
Zend_Currency について
通貨の操作方法
以前のバージョンからの移行
Zend_Date
導入
動作原理
基本メソッド
Zend_Date API の概要
日付の作成
日付関数全般用の定数
動作例
Zend_Db
Zend_Db_Adapter
Zend_Db_Statement
Zend_Db_Profiler
Zend_Db_Select
Zend_Db_Table
Zend_Db_Table_Row
Zend_Db_Table_Rowset
導入
Zend_Debug
変数の出力
Zend_Dojo
導入
Zend_Dojo_Data: dojo.data エンベロープ
Dojo ビューヘルパー
Dojo Form Elements and Decorators
Zend_Dom
導入
Zend_Dom_Query
Zend_Exception
例外の使用法
Zend_Feed
導入
フィードの読み込み
ウェブページからのフィードの取得
RSS フィードの使用
Atom フィードの使用
単一の Atom エントリの処理
フィードおよびエントリの構造の変更
独自のフィードクラスおよびエントリクラス
Zend_File
Zend_File_Transfer
Zend_File_Transfer 用のバリデータ
Filters for Zend_File_Transfer
以前のバージョンからの移行
Zend_Filter
導入
標準のフィルタクラス群
フィルタチェイン
フィルタの書き方
Zend_Filter_Input
Zend_Filter_Inflector
Zend_Form
Zend_Form
Zend_Form クイックスタート
Zend_Form_Element を用いたフォーム要素の作成
Zend_Form によるフォームの作成
Zend_Form_Decorator による独自のフォームマークアップの作成
Zend Framework に同梱されている標準のフォーム要素
Zend Framework に同梱されている標準のデコレータ
Zend_Form の国際化
Zend_Form の高度な使用法
Zend_Gdata
Gdata について
AuthSub による認証
Using the Book Search Data API
ClientLogin による認証
Google Calendar の使用法
Google Documents List Data API の使用法
Using Google Health
Google Spreadsheets の使用法
Google Apps Provisioning の使用法
Google Base の使用法
Picasa Web Albums の使用法
YouTube Data API の使用法
Gdata の例外処理
Zend_Http
Zend_Http_Client - 導入
Zend_Http_Client - 高度な使用法
Zend_Http_Client - 接続アダプタ
Zend_Http_Cookie および Zend_Http_CookieJar
Zend_Http_Response
Zend_InfoCard
導入
Zend_Json
導入
基本的な使用法
JSON オブジェクト
XML から JSON への変換
Zend_Json_Server - JSON-RPC server
Zend_Layout
導入
Zend_Layout クイックスタート
Zend_Layout の設定オプション
Zend_Layout の高度な使用法
Zend_Ldap
導入
Zend_Loader
ファイルやクラスの動的な読み込み
プラグインのロード
Zend_Locale
導入
Zend_Locale の使用法
正規化および地域化
日付および時刻の扱い
サポートするロケール
以前のバージョンからの移行
Zend_Log
概要
ライター
フォーマッタ
フィルタ
Zend_Mail
導入
SMTP 経由での送信
SMTP 接続による複数のメールの送信
異なる転送手段の使用
HTML メール
ファイルの添付
受信者の追加
MIME バウンダリの制御
追加のヘッダ
文字セット
エンコーディング
SMTP 認証
セキュアな SMTP トランスポート
メールメッセージの読み込み
Zend_Measure
導入
計測値の作成
計測値の出力
計測値の操作
計測値の型
Zend_Memory
概要
メモリマネージャ
メモリオブジェクト
Zend_Mime
Zend_Mime
Zend_Mime_Message
Zend_Mime_Part
Zend_OpenId
導入
Zend_OpenId_Consumer の基本
Zend_OpenId_Provider
Zend_Paginator
導入
使用法
設定
高度な使用法
Zend_Pdf
導入
PDF ドキュメントの作成および読み込み
PDF ドキュメントへの変更内容の保存
ドキュメントのページ
描画
ドキュメントの情報およびメタデータ
Zend_Pdf モジュールの使用例
Zend_ProgressBar
Zend_ProgressBar
Zend_Registry
レジストリの使用法
Zend_Rest
導入
Zend_Rest_Client
Zend_Rest_Server
Zend_Search_Lucene
概要
インデックスの構築
インデックスの検索
クエリ言語
クエリ作成用の API
文字セット
拡張性
Java Lucene との相互運用
応用
ベストプラクティス
Zend_Server
導入
Zend_Server_Reflection
Zend_Service
導入
Zend_Service_Akismet
Zend_Service_Amazon
Zend_Service_Audioscrobbler
Zend_Service_Delicious
Zend_Service_Flickr
Zend_Service_Nirvanix
Zend_Service_ReCaptcha
Zend_Service_Simpy
導入
Zend_Service_StrikeIron
Zend_Service_StrikeIron: バンドルされているサービス
Zend_Service_StrikeIron: 応用編
Zend_Service_Technorati
Zend_Service_Twitter
Zend_Service_Yahoo
Zend_Session
導入
基本的な使用法
高度な使用法
グローバルセッションの管理
Zend_Session_SaveHandler_DbTable
Zend_Soap
Zend_Soap_Server
Zend_Soap_Client
WSDL Accessor
AutoDiscovery
Zend_Test
導入
Zend_Test_PHPUnit
Zend_Text
Zend_Text_Figlet
Zend_Text_Table
Zend_TimeSync
導入
Zend_TimeSync の動作
Zend_Translate
導入
Zend_Translate のアダプタ
翻訳アダプタの使用法
Migrating from previous versions
Zend_Uri
Zend_Uri
Zend_Validate
導入
標準のバリデーションクラス群
バリデータチェイン
バリデータの書き方
Zend_Version
Zend Framework のバージョンの取得
Zend_View
導入
コントローラスクリプト
ビュースクリプト
ビューヘルパー
Zend_View_Abstract
Zend_Wildfire
Zend_Wildfire
Zend_XmlRpc
導入
Zend_XmlRpc_Client
Zend_XmlRpc_Server
Zend Framework のシステム要件
PHP のバージョン
PHP の拡張モジュール
Zend Framework のコンポーネント
Zend Framework の依存性
Zend Framework PHP 標準コーディング規約
概要
PHP ファイルの書式
命名規約
コーディングスタイル
Zend Framework Performance Guide
Introduction
Class Loading
Internationalization (i18n) and Localization (l10n)
View Rendering
著作権に関する情報