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標準のバリデーションクラス群

Zend Framework には、すぐに使える標準のバリデーションクラス群が同梱されています。

Alnum

$value が英数字のみで構成されているときにのみ true を返します。 このバリデータでは、オプションとして空白文字を認めることもできます。

Alpha

$value が英字のみで構成されているときにのみ true を返します。 このバリデータでは、オプションとして空白文字を認めることもできます。

Barcode

このバリデータのインスタンスを作成する際には、検証したいバーコードの形式を指定します。 現在サポートしているバーコード形式は "UPC-A" (Universal Product Code) と "EAN-13" (European Article Number) です。 isValid() メソッドは、 指定した型のバーコードの検証アルゴリズムで入力が検証できた場合に true を返します。このバリデータに入力を渡す前に、 数字の 0 から 9 まで (0-9) 以外の文字はすべて取り除いておかなければなりません。

Between

$value が最小値と最大値の間にある場合にのみ true を返します。 デフォルトでは、両端の値も含めて比較します ($value が境界値と等しくてもかまいません) が、strict オプションを変更して、$value が最小値より大きくて最大値より小さい (最小値と最大値は含まない) とすることもできます。

Ccnum

$value が Luhn アルゴリズム (10 で割ったあまりのチェックサム) を満たすクレジットカード番号である場合にのみ true を返します。

Date

$valueYYYY-MM-DD 形式の日付である場合にのみ true を返します。オプションの locale を設定すると、そのロケールに応じた検証を行います。 オプションの format を設定すると、 そのフォーマットを使用して検証を行います。オプションパラメータの詳細は Zend_Date::isDate() を参照ください。

Digits

$value が数字のみで構成されている場合にのみ true を返します。

メールアドレス

Zend_Validate_EmailAddress は、メールアドレスの検証を行います。 このバリデータは、まずメールアドレスを local-part @ hostname に分割し、メールアドレスやホスト名の仕様にあわせて検証します。

基本的な使用法

基本的な使用法は、以下のようになります。

isValid($email)) {
    // メールアドレスは正しい形式のようです
} else {
    // 不正な形式なので、理由を表示します
    foreach ($validator->getMessages() as $message) {
        echo "$message\n";
    }
}
これは、メールアドレス $email を検証し、失敗した場合は その原因を表す便利なエラーメッセージを $validator->getMessages() で取得します。

複雑なローカルパート

Zend_Validate_EmailAddress は、メールアドレスの検証を RFC2822 にもとづいて行います。たとえば、妥当な形式のメールアドレスとしては bob@domain.combob+jones@domain.us"bob@jones"@domain.com および "bob jones"@domain.com などがあります。

かつて使われていたものの、現在は有効とはみなされないフォーマットもあります (たとえば、メールアドレスに改行文字や "\" を使用するなど)。

さまざまな形式のホスト名の検証

メールアドレスのホスト名部分の検証は、 Zend_Validate_Hostname で行います。デフォルトでは、domain.com 形式の DNS ホスト名のみが有効となります。しかし、 IP アドレスやローカルホスト名も有効にしたいこともあるでしょう。

その場合は、Zend_Validate_EmailAddress のインスタンスを作成する際にパラメータを渡さなければなりません。 このパラメータで、認めたいホスト名の形式を指定します。 詳細は Zend_Validate_Hostname を参照ください。 たとえば DNS ホスト名およびローカルホスト名のどちらも許可するには、次のようにします。

isValid($email)) {
    // メールアドレスは正しい形式のようです
} else {
    // 不正な形式なので、理由を表示します
    foreach ($validator->getMessages() as $message) {
        echo "$message\n";
    }
}

そのホスト名が実際にメールを受け付けるかどうかのチェック

ただ単にメールアドレスが正しい書式であるというだけでは、 そのアドレスが実際に存在するかどうかはわかりません。 この問題を解決するには、MX の検証を行います。 メールアドレスのホスト名に対応する DNS レコードに、MX (メール) のエントリが存在するかどうかを調べるのです。 これは、そのホストがメールを受け付けているかどうかを教えてはくれますが、 そのメールアドレス自体が正しいものであるかどうかを知ることはできません。

MX のチェックはデフォルトでは無効になっており、 現時点では UNIX プラットフォームでのみサポートしています。 MX のチェックを有効にするには、Zend_Validate_EmailAddress コンストラクタの 2 番目のパラメータを渡します。 constructor.




        あるいは、true または false$validator->setValidateMx() に渡すことで、
        MX の検証を有効あるいは無効にすることもできます。
    

この設定を有効にすると、ネットワーク関数を用いて メールアドレスのホスト名部に対する MX レコードの存在チェックをします。 これにより、スクリプトの処理速度が低下することに気をつけてください。

国際化ドメイン名の検証

Zend_Validate_EmailAddress は、ドメインの中に国際文字が使われている場合も処理できます。 このようなドメインは、国際化ドメイン名 (International Domain Name: IDN) と呼ばれています。これはデフォルトで有効になっていますが、無効にすることも可能です。 無効にするには、Zend_Validate_EmailAddress が内部で保持している Zend_Validate_Hostname オブジェクトの設定を変更します。

hostnameValidator->setValidateIdn(false);
setValidateIdn() の詳細な使用法は、 Zend_Validate_Hostname のドキュメントを参照ください。

IDN の検証は、DNS ホスト名の検証を有効にしている場合にのみ行われることに注意しましょう。

トップレベルドメインの検証

デフォルトでは、ホスト名の検証は既知の TLD の一覧に基づいて行われます。 これはデフォルトで有効になっていますが、無効にすることもできます。無効にするには、 無効にするには、Zend_Validate_EmailAddress が内部で保持している Zend_Validate_Hostname オブジェクトの設定を変更します。

hostnameValidator->setValidateTld(false);
setValidateTld() の詳細な使用法は、 Zend_Validate_Hostname のドキュメントを参照ください。

TLD の検証は、DNS ホスト名の検証を有効にしている場合にのみ行われることに注意しましょう。

Float

$value が浮動小数点値である場合にのみ true を返します。

GreaterThan

$value が最小値よりも大きい場合にのみ true を返します。

Hex

$value が16進文字のみで構成されている場合にのみ true を返します。

ホスト名

Zend_Validate_Hostname は、ホスト名が仕様を満たしているかどうかの検証を行います。 三種類の形式のホスト名、つまりDNS ホスト名 (たとえば domain.com)、IP アドレス (たとえば 1.2.3.4) そしてローカルホスト名 (たとえば localhost) の検証が可能です。 デフォルトでは DNS ホスト名のみが有効となります。

基本的な使用法

基本的な使用法は、以下のようになります。

isValid($hostname)) {
    // ホスト名は正しい形式のようです
} else {
    // 不正な形式なので、理由を表示します
    foreach ($validator->getMessages() as $message) {
        echo "$message\n";
    }
}
これは、ホスト名 $hostname を検証し、失敗した場合は その原因を表す便利なエラーメッセージを $validator->getMessages() で取得します。

さまざまな形式のホスト名の検証

IP アドレスやローカルホスト名、あるいはその両方を正しいホスト名として認めたいこともあるでしょう。 その場合は、Zend_Validate_Hostname のインスタンスを作成する際にパラメータを渡します。 このパラメータには、どの形式のホスト名を許可するのかを表す整数値を指定しなければなりません。 できるだけ、Zend_Validate_Hostname の定数を使用するようにしましょう。

Zend_Validate_Hostname の定数は次のとおりです。ALLOW_DNS は DNS ホスト名のみを許可し、 ALLOW_IP は IP アドレスを許可します。また ALLOW_LOCAL はローカルネットワーク名を許可し、ALLOW_ALL はこれら三種類をすべて許可します。 IP アドレスだけをチェックするには、以下の例のようにします。

isValid($hostname)) {
    // ホスト名は正しい形式のようです
} else {
    // 不正な形式なので、理由を表示します
    foreach ($validator->getMessages() as $message) {
        echo "$message\n";
    }
}

ALLOW_ALL を使用してすべての形式を許可するほかに、 これらの形式を組み合わせることもできます。 たとえば、DNS およびローカルホスト名を許可するには、 Zend_Validate_Hostname のインスタンスを次のように作成します。




    

国際化ドメイン名の検証

国別コードトップレベルドメイン (Country Code Top Level Domains: ccTLDs) の一部、たとえば 'de' (ドイツ) などでは、ドメイン名の中に国際化文字の使用をサポートしています。 これは、国際化ドメイン名 (International Domain Names: IDN) といわれるものです。 これらのドメインについても、Zend_Validate_Hostname の検証プロセスで使用する文字を拡張することで検証することができます。

現在は、次のような ccTLD をサポートしています。

  • at (オーストリア)

  • ch (スイス)

  • li (リヒテンシュタイン)

  • de (ドイツ)

  • fi (フィンランド)

  • hu (ハンガリー)

  • no (ノルウェー)

  • se (スウェーデン)

IDN ドメインに対するマッチングを行う方法は、通常のホスト名の場合とまったく同じです。 というのも、IDN のマッチングはデフォルトで有効になっているからです。 IDN の検証を無効にしたい場合は、Zend_Validate_Hostname のコンストラクタにパラメータを渡すか、あるいは $validator->setValidateIdn() メソッドを使用します。

IDN の検証を無効にするには、Zend_Validate_Hostname のコンストラクタに二番目のパラメータを次のように渡します。




        あるいは、TRUE または FALSE を
        $validator->setValidateIdn() に渡すことで、
        IDN の検証を有効あるいは無効にすることもできます。

        現在サポートされていない IDN ホスト名に対するマッチングを行おうとすると、
        国際化文字が含まれている場合に検証に失敗します。
        追加の文字を指定した ccTLD ファイルが Zend/Validate/Hostname
        に存在しない場合は、通常のホスト名の検証を行います。
    

IDN の検証は、DNS ホスト名の検証を有効にしている場合にのみ行われることに注意しましょう。

トップレベルドメインの検証

デフォルトでは、ホスト名の検証は既知の TLD の一覧に基づいて行われます。 この機能が不要な場合は、IDN サポートを無効にするのと同じ方法で無効にすることができます。 TLD の検証を無効にするには、Zend_Validate_Hostname のコンストラクタに三番目のパラメータを渡します。 以下の例では、IDN の検証は二番目のパラメータで有効にしています。




        あるいは、TRUE または FALSE を
        $validator->ValidateTld() に渡すことで、
        TLD の検証を有効あるいは無効にすることもできます。
    

TLD の検証は、DNS ホスト名の検証を有効にしている場合にのみ行われることに注意しましょう。

InArray

"needle" $value が "haystack" 配列に含まれる場合にのみ true を返します。strict オプションを true にすると、$value の型も確認します。

Int

$value が整数値である場合にのみ true を返します。

Ip

$value が妥当な形式の IP アドレスである場合にのみ true を返します。

LessThan

$value が最大値よりも小さい場合にのみ true を返します。

NotEmpty

$value が空の値でない場合にのみ true を返します。

Regex

$value が正規表現パターンにマッチする場合にのみ true を返します。

StringLength

文字列 $value の長さが最小値以上、 かつ最大値以下 (最大値が null 以外のとき) の場合にのみ true を返します。 バージョン 1.5.0 以降では、setMin() で最大値より大きい値を指定したり setMax() で最小値より小さい値を設定したりした場合に例外をスローします。 バージョン 1.0.2 以降では、このクラスは UTF-8 のほかに » iconv.internal_encoding にもとづいたその他の文字エンコーディングもサポートします。

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Introduction to Zend Framework
概要
インストール
Zend_Acl
導入
アクセス制御の洗練
高度な使用法
Zend_Auth
導入
データベースのテーブルでの認証
ダイジェスト認証
HTTP 認証アダプタ
LDAP 認証
Open ID 認証
Zend_Cache
導入
キャッシュの仕組み
Zend_Cache のフロントエンド
Zend_Cache のバックエンド
Zend_Captcha
Introduction
Captcha Operation
Captcha Adapters
Zend_Config
導入
動作原理
Zend_Config_Ini
Zend_Config_Xml
Zend_Console_Getopt
Getopt について
Getopt の規則の宣言
オプションおよび引数の取得
Zend_Console_Getopt の設定
Zend_Controller
Zend_Controller クイックスタート
Zend_Controller の基本
フロントコントローラ
リクエストオブジェクト
標準のルータ: Zend_Controller_Router_Rewrite
ディスパッチャ
アクションコントローラ
アクションヘルパー
レスポンスオブジェクト
プラグイン
モジュラーディレクトリ構造の規約の使用
MVC での例外
以前のバージョンからの移行
Zend_Currency
Zend_Currency について
通貨の操作方法
以前のバージョンからの移行
Zend_Date
導入
動作原理
基本メソッド
Zend_Date API の概要
日付の作成
日付関数全般用の定数
動作例
Zend_Db
Zend_Db_Adapter
Zend_Db_Statement
Zend_Db_Profiler
Zend_Db_Select
Zend_Db_Table
Zend_Db_Table_Row
Zend_Db_Table_Rowset
導入
Zend_Debug
変数の出力
Zend_Dojo
Introduction
Zend_Dojo_Data: dojo.data Envelopes
Dojo View Helpers
Dojo Form Elements and Decorators
Zend_Dom
導入
Zend_Dom_Query
Zend_Exception
例外の使用法
Zend_Feed
導入
フィードの読み込み
ウェブページからのフィードの取得
RSS フィードの使用
Atom フィードの使用
単一の Atom エントリの処理
フィードおよびエントリの構造の変更
独自のフィードクラスおよびエントリクラス
Zend_File
Zend_File_Transfer
Validators for Zend_File_Transfer
Zend_Filter
導入
標準のフィルタクラス群
フィルタチェイン
フィルタの書き方
Zend_Filter_Input
Zend_Filter_Inflector
Zend_Form
Zend_Form
Zend_Form クイックスタート
Zend_Form_Element を用いたフォーム要素の作成
Zend_Form によるフォームの作成
Zend_Form_Decorator による独自のフォームマークアップの作成
Zend Framework に同梱されている標準のフォーム要素
Zend Framework に同梱されている標準のデコレータ
Zend_Form の国際化
Zend_Form の高度な使用法
Zend_Gdata
Gdata について
AuthSub による認証
ClientLogin による認証
Google Calendar の使用法
Google Documents List Data API の使用法
Google Spreadsheets の使用法
Google Apps Provisioning の使用法
Google Base の使用法
YouTube Data API の使用法
Picasa Web Albums の使用法
Gdata の例外処理
Zend_Http
Zend_Http_Client - 導入
Zend_Http_Client - 高度な使用法
Zend_Http_Client - 接続アダプタ
Zend_Http_Cookie および Zend_Http_CookieJar
Zend_Http_Response
Zend_InfoCard
導入
Zend_Json
導入
基本的な使用法
JSON オブジェクト
XML から JSON への変換
Zend_Json_Server - JSON-RPC server
Zend_Layout
導入
Zend_Layout クイックスタート
Zend_Layout の設定オプション
Zend_Layout の高度な使用法
Zend_Ldap
導入
Zend_Loader
ファイルやクラスの動的な読み込み
プラグインのロード
Zend_Locale
導入
Zend_Locale の使用法
正規化および地域化
日付および時刻の扱い
ロケールがサポートする言語
ロケールがサポートする地域
Zend_Log
概要
ライター
フォーマッタ
フィルタ
Zend_Mail
導入
SMTP 経由での送信
SMTP 接続による複数のメールの送信
異なる転送手段の使用
HTML メール
ファイルの添付
受信者の追加
MIME バウンダリの制御
追加のヘッダ
文字セット
エンコーディング
SMTP 認証
セキュアな SMTP トランスポート
メールメッセージの読み込み
Zend_Measure
導入
計測値の作成
計測値の出力
計測値の操作
計測値の型
Zend_Memory
概要
メモリマネージャ
メモリオブジェクト
Zend_Mime
Zend_Mime
Zend_Mime_Message
Zend_Mime_Part
Zend_OpenId
導入
Zend_OpenId_Consumer の基本
Zend_OpenId_Provider
Zend_Paginator
Introduction
Usage
Configuration
Advanced usage
Zend_Pdf
導入
PDF ドキュメントの作成および読み込み
PDF ドキュメントへの変更内容の保存
ドキュメントのページ
描画
ドキュメントの情報およびメタデータ
Zend_Pdf モジュールの使用例
Zend_Registry
レジストリの使用法
Zend_Rest
導入
Zend_Rest_Client
Zend_Rest_Server
Zend_Search_Lucene
概要
インデックスの構築
インデックスの検索
クエリ言語
クエリ作成用の API
文字セット
拡張性
Java Lucene との相互運用
応用
ベストプラクティス
Zend_Server
導入
Zend_Server_Reflection
Zend_Service
導入
Zend_Service_Akismet
Zend_Service_Amazon
Zend_Service_Audioscrobbler
Zend_Service_Delicious
Zend_Service_Flickr
Zend_Service_Nirvanix
Zend_Service_ReCaptcha
Zend_Service_Simpy
導入
Zend_Service_StrikeIron
Zend_Service_StrikeIron: バンドルされているサービス
Zend_Service_StrikeIron: 応用編
Zend_Service_Technorati
Zend_Service_Yahoo
Zend_Session
導入
基本的な使用法
高度な使用法
グローバルセッションの管理
Zend_Session_SaveHandler_DbTable
Zend_Soap
Zend_Soap_Server
Zend_Soap_Client
WSDL Accessor
AutoDiscovery. Introduction
Class autodiscovering.
Functions autodiscovering.
Autodiscovering. Datatypes.
Zend_Test
Introduction
Zend_Test_PHPUnit
Zend_Text
Zend_Text_Figlet
Zend_TimeSync
導入
Zend_TimeSync の動作
Zend_Translate
導入
Zend_Translate のアダプタ
翻訳アダプタの使用法
Zend_Uri
Zend_Uri
Zend_Validate
導入
標準のバリデーションクラス群
バリデータチェイン
バリデータの書き方
Zend_Version
Zend Framework のバージョンの取得
Zend_View
導入
コントローラスクリプト
ビュースクリプト
ビューヘルパー
Zend_View_Abstract
Zend_Wildfire
Zend_Wildfire
Zend_XmlRpc
導入
Zend_XmlRpc_Client
Zend_XmlRpc_Server
Zend Framework のシステム要件
PHP のバージョン
PHP の拡張モジュール
Zend Framework のコンポーネント
Zend Framework の依存性
Zend Framework PHP 標準コーディング規約
概要
PHP ファイルの書式
命名規約
コーディングスタイル
著作権に関する情報